不動産投資を始めた理由と5年後の正直な感想

株で勝ったお金の「次の置き場所」を探していた。

株式投資でそれなりの成果が出た時期があった。でも、増えた資産がまた相場に飲み込まれていく感覚が怖くなってきた。「このお金を、もっと安定したものに変えられないか」——そう思い始めたのが、不動産投資との出会いだった。

株の利益で、区分マンション1室を自己資金で買った

2020年は、株の売買で約277万円の利益が出た年だった。このお金を使って、2021年3月に最初の物件を買った。横浜市南部の区分マンション1室。家賃は月48,000円。ローンは使わず、自己資金で買っている。

小さなスタートだったが、これが5年間の運用の原点になった。株で増えたお金を、毎月決まった額が入ってくる形に置き換える。最初の1室でやりたかったのは、まさにそれだった。

株と不動産は、まったく別の生き物だと今なら言える。株は毎日値動きが気になる。不動産は入居さえ決まれば、基本的に月末に家賃が振り込まれてくる。この「静けさ」が、株で神経をすり減らしてきた自分には合っていた。

半年で5物件。「やるなら早いほうがいい」と思った

1室目のあと、そこからは早かった。2021年の3月から9月までの半年で、いま持っている5物件を続けて買っている。

買った時期物件
2021年3月横浜市南部・区分マンション
2021年4月神奈川県西部・テラスハウス(一棟4室)
2021年6月埼玉県・戸建て
2021年9月横浜市北部・戸建て
2021年9月千葉県・戸建て

一気に買った理由は2つある。1つは、担当者に勧められたこと。もう1つは、家賃は毎月入ってくるフローの収入なので、やるなら少しでも早く始めたほうがいいと考えたことだ。

ただ、まとめて買った反動はあとから来た。買ったあとに遅れてやってくる不動産取得税や、同じ時期に買ったせいで減価償却が同時に終わりそうになる問題には、正直苦しんだ。

このほかに一棟アパートも持っていたが、修繕費がかさんで3年で手放した。その話は土地値で買ったアパートを3年で売ったに書いている。

家賃収入は5年でこう動いた

年家賃収入(経費前)
2020年0円
2021年約378万円
2022年約919万円
2023年約1,166万円
2024年約800万円
2025年約612万円
2026年(見込み)約547万円

0円から始まって、2023年の約1,166万円がピーク。そこから減っているのは、さっきのアパートを売ったからだ。なお、ここに出しているのは経費やローン返済を引く前の金額で、手取りではない。

5年経った今、正直どうだったか

結論から言うと、思ったより良かったというのが率直な感想だ。

もちろん、しんどいことがなかったわけではない。入居者対応、管理会社とのやりとり、確定申告の煩雑さ……株にはない種類の手間がたくさんあった。空室が出るたびにドキドキするし、修繕費が予想外にかかることもある。「安定」とはまだ言えない。

一番しんどかったのは、退去の知らせ……と言いたいところだが、本当にメンタルにきそうだったのは、そのあとに来る原状回復の費用のほうだ。自分の物件は築古が多いので、なおさら重い。最近も1室の原状回復で43万円かかった。その明細は原状回復43万円は家賃のほぼ6か月分で全部出している。

それでも「株で作ったお金を別の形に変えたい」という最初の目的は、概ね達成できたと感じている。毎日価格を気にしなくていい、というだけで精神的にだいぶ楽になった。

そして、やってよかったことを1つ挙げるなら、不動産投資がどういうものなのかを、身をもって知れたことだ。

知れただけでなく、他の人に「不動産投資ってこういうものだよ」と語れるようになった。世の中の投資の話は、必ずしも良い話ばかりではない。それなのに不動産投資は、なぜか良い話ばかりが聞こえてくる。自分の友人も、そういう良い話ばかりを聞いていた一人だった。そのときは、自分の経験から、良いところも悪いところも説明できたつもりだ。

このブログで書いていくこと

実際にやってみてわかったこと・失敗したこと・判断の背景などを、数字と一緒にできるだけ正直に書いていくつもりだ。華やかな成功談より、泥臭いリアルの話の方が役に立つと思っているので。友人に話したときのように、良いところも悪いところも両方わかる場所に、このブログもなってほしいと思っている。毎月の収支は収益の柱ページと月次レポートで公開している。

区分マンション・一棟アパート・戸建てと、気づけば複数種類の物件を5年間運用してきた。不動産投資を検討している方、すでにやっている方、どちらにも参考になる記事を目指していく。

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