不動産所得、6年連続赤字。それでも続ける3つの理由

確定申告を開くたびに「不動産所得:赤字」と書いてある。

令和3年から令和7年まで、5年連続で不動産所得はマイナスだ。数字だけ見れば「失敗している投資家」に見えると思う。でも私はやめるつもりがない。むしろ、これが狙い通りだったりする。

理由① キャッシュは実際に手元に残っている

不動産の赤字の多くは「減価償却費」という経費によるものだ。減価償却とは、建物の価値が年々減っていくことを経費として計上できる仕組みで、実際には財布からお金が出ていかない。

私の場合、毎年200〜400万円規模の減価償却費が経費に計上されている。これが税務上の赤字を作り出しているが、実際のキャッシュフローはプラスで回っている。帳簿上の赤字と、手元のお金の動きは別物なのだ。

理由② サラリーマンだから「源泉還付」が受けられる

これが個人的に一番大きいと思っている。不動産所得が赤字になると、給与所得と損益通算ができる。つまり、会社員として払いすぎた所得税が戻ってくる仕組みだ。

私の場合、実際にこれだけ還付されている:

年度 還付額
令和3年 約9.4万円
令和4年 約19万円
令和5年 約27.3万円
令和7年 約35万円

累計で90万円超が戻ってきている計算だ。不動産投資をしていなければ、この税金はそのまま消えていたお金だ。

理由③ ローンが終われば、丸ごと資産になる

今は借入の返済をしながら運用している状態だ。月々の返済はあるが、その分だけ着実に借金が減り、資産の純粋な価値が上がっていく。

ローンが完済すれば、物件は丸ごと自分のものになる。その時点で家賃収入はほぼそのまま手残りになる。今の「赤字」は、将来の資産を積み上げるためのプロセスだと捉えている。

「赤字=失敗」ではない

不動産投資を始めた頃、確定申告で赤字が出るたびに少し不安になった。でも仕組みを理解してからは、むしろこの構造が自分に合っていると感じている。

キャッシュは回っている。税金は戻ってくる。資産は積み上がっている。帳簿の数字だけで判断しないことが、不動産投資を続けるうえで大切なことの一つだと思っている。

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