3月に比べると4月権利確定の銘柄数は少ない。約100社程度だ。ただ逆に言えば注目が集まりにくい分、じっくり仕込める月とも言える。
今回は2026年4月権利確定の高配当銘柄をまとめておく。
まず基本を確認——権利付き最終日はいつ?
2026年4月末が権利確定日の銘柄は、4月27日(月)が権利付き最終日だ。この日までに株を保有していれば配当の権利が得られる。
注目の4月高配当銘柄
ナレルグループ(9163)——利回り約4.9%
介護・福祉人材の派遣・紹介を手がける会社だ。配当利回りは約4.9%と4月権利銘柄の中でもトップクラス。2期連続増配見通しで業績も安定している。少子高齢化で需要が増え続ける業界という点も長期目線では安心感がある。
学情(2301)——利回り約4.6%
就職・転職情報サービスを手がける会社だ。配当利回りは約4.6%。人材不足が続く日本において採用需要は底堅く、安定したビジネスモデルだ。
岡三証券グループ(8609)——利回り約5.5%
中堅証券会社。配当利回りが5%超と高水準で、株主優待として証券・金融サービスや電子マネーももらえる。最低投資金額が約9万円台と手が出しやすい点も魅力だ。
4月権利銘柄を狙う際の注意点
① 銘柄数が少ない分、流動性に注意
4月権利確定の銘柄は3月に比べて数が少なく、中小型株が中心になる。出来高が少ない銘柄は売買のタイミングに注意が必要だ。
② 権利落ち後の株価下落を織り込む
どの月も同じだが、権利落ち日には配当分だけ株価が下落する傾向がある。短期で配当だけ取りに行くのではなく、長期保有前提で考えた方がいい。
③ 業績をしっかり確認する
4月決算銘柄は情報が少ない場合もある。配当利回りの高さだけで判断せず、配当性向・業績トレンド・減配履歴を必ず確認してから投資判断をしたい。
3月より注目が薄い分、冷静に仕込める
3月権利確定銘柄は毎年注目が集中して権利直前に株価が上がりやすい。その点4月は相対的に注目が薄いため、焦らず冷静に仕込めるのが魅力だ。
来年以降の参考に、気になる銘柄はウォッチリストに入れておくことをおすすめする。
あえて3月末決算銘柄を今から仕込む戦略もある
4月権利銘柄を調べながら、実はあえて3月末決算の高配当銘柄を今から仕込むのもありだと思っている。
3月の権利付き最終日(今年は3月27日)はすでに過ぎた。つまり今から買っても今期の配当はもらえない。でもそれがむしろチャンスだ。
権利落ち後は配当分だけ株価が下がる。さらに権利取りで買っていた投資家が売りに出るため、株価が一時的に軟調になることが多い。長期保有前提なら、この権利落ち直後のタイミングが最もコストを抑えて仕込める時期とも言える。
KDDIや高配当の大型株など、来年も継続して配当をもらい続けたい銘柄があれば、今がむしろ買い時かもしれない。焦って権利直前に飛びつくより、権利落ち後に冷静に仕込む——これが自分が意識している高配当投資のスタイルだ。個人的にはKDDI、じっくり仕込むならOBICが面白いのではないかなと思っている。
※この記事は投資判断の参考情報であり、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。投資は自己判断・自己責任でお願いします。
